Dreamland-夢と想いと小さな工夫

自分の中にある想いだったり日々の工夫だったりをすこしずつ書いていこうかなぁって思ってます。

処理の組み合わせのはなし

もう10年以上も昔になりますが・・・ビデオレコーダーのテストを担当していた頃のはなし。ビデオレコーダーって結構いろんなアプリが搭載されているんですよね。テレビチューナーからの映像を映したり、録画をしたり、ビデオファイルを再生したり、音楽ファイルを再生したり、番組表データを取り込んで表示や操作をしたり、録画予約をしてタイマー稼働させたり・・・そうなると、システムとしてはそれらのアプリが同時稼働したり割り込みをしたり排他をしたり・・・ということが起こるのですが、当時はその確認をしなきゃいけないとは思っていてもどうやってテストケースを作成してよいかがわかっていなくて、結局どうしたかというと縦軸横軸にそれぞれのアプリを並べて勝ち負け表を作るしかなかったのでした。。。とにかく組み合わせをみよう!みたいな感じ。(いいわけですが、私がそうだったというより組織としてその方法しか知らなかったのです。)(あ、たしか私の担当箇所は細かくタイミングを区切って膨大なテストケースにした記憶が蘇ってきた・・・;)

月日は流れ、最近ではようやっと私に図を描くという能力が備わり(笑)
少し前に、テストにおける「組み合わせ」を考える機会がありまして、そのときに処理の組み合わせで確認する必要があることをまとめておきたいなぁと思ったのでした。

 

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処理Aと処理Bが同じ機能(アプリ)であることもあるし、異なることもある。
どちらもテスト対象であることもあるし、片方が外部のものであることもある。
それぞれで担当が異なっていたり、片方が外部であるときに、仕様検討が不足しやすかったりする。いずれにしても、そのシステムがどういう環境で、どういうユーザーに使われるか?を意識する必要がある。
もう少し突っ込んだ話をすると、処理Aの中にも細かい処理があったりして、その処理ごとや処理の区切りのタイミングなんていうのを意識しないとダメなこともある。そのときは処理Aに区切り線が必要になる。

仕様策定のときにこの図が頭にあるのがいいなぁって思っています。もちろんテストを考えるときにも。