Dreamland-夢と想いと小さな工夫

自分の中にある想いだったり日々の工夫だったりをすこしずつ書いていこうかなぁって思ってます。

ConcernとAspectとKnowledgeの関係

実は内容はInSTAからそんなに経っていない頃に書いたのですが、諸事情で塩漬けになっていました;あぁぁ;

4月に開催されたICST本会議に加えて、InSTAというテストアーキテクチャに関するワークショップに参加しました。どちらかというとコチラが目当てでした。ここに今回智美塾のメンバーで投稿したから。InSTAは初回以来でしたが、だいーぶ国際色豊かになりましたね。。。

当日の模様はまた別のところでレポート出・・・します(;・∀・)(英語力ないから期待しないでね・・・)

今回論文というカタチにはしましたが、メンバーそれぞれにそれぞれの考えがあり、すべて一致しているわけではないので、ここでは、私が考えていることを書こうと思います。あくまで「私はこう考えている」という話です。

 

背景としてさらっと論文の概要を書くと、開発者が作成するモデル(仕様)は、プロダクトをつくるための情報にフォーカスして作成されるため、テストに必要な情報や品質を確保するために必要な情報というものは抜けがちになる。テストエンジニアはその不足している部分を「気がかり」を抱くことで補っていく。この「気がかり」という概念(Test RequirementともTest ObjevtiveともTest Caseとも違う、それらを導き出すための要素)について、UTPではまだ定義が無いので、UTPの拡張として定義や記法を提案するよ、という内容です。
私達はこの「気がかり」を「Concern」としました。だから「TestConcern」という用語を提案したのですが、査読者全員から「それはTestAspectなんじゃないの??」という突っ込みを入れられ、最終的には「TestAspect」と呼ぶことにしました。

まぁ用語自体はどっちでもいいやと個人的には思っています。
だけど、ConcernとAspectは一緒か?と言われると、それは違うよなぁ、という考えを私は持っています。なのでConcernかAspectか?!という議論のときに、自分はこう考えるな、という絵を描きました。ただ、もうカメラレディ提出期限間近で今この図をだして物議をかもすのも適切じゃないな、と思って自分の中にしまっておいたのでした。
最終的には発表者の中岫さんが似たような図を作成してくれたので、そんなに認識はずれていないなぁと安心しました。

で、ここでは、私が考えた図について話そうと思います。

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私としては、やはり「気がかり」は「Concern」だと思います。人の思考により生じるもの。
Aspectは、テスト対象(開発モデル)に対するひとつの意図を持った側面だと考えています。

Concernが先かAspectが先か?ということについては、私はどちらもあると思っています。ConcernからAspectをSetすることもあれば、AspectをSetしたときにそのAspectを見てConcernを抱くこともある。だからConcernとAspectは一致するわけではない。最終的にはAspectの属性(かな?)として含まれるのだと思うけれど、テスト分析をしているときは一致しないなぁと考えます。
そしてもうひとつキーになる要素があります。それはKnowledgeです。テストエンジニアが持っている情報。私はConcernとAspectとKnowledgeの3つがあって初めてテストエンジニアはテストを考えることができるし、テストスイートアーキテクチャを作成するための要素を揃えたり選択したりすることができる、と考えています。

ここまで考えて、実はこれって私が昨年盛岡で話してきたことなんだよなぁって思いました。
勘と経験っていうけどね、つまり勘がConcernで経験がKnowledgeなんじゃないかなぁ?経験って結局本人の中で情報が蓄積されるってことでしょ?という話をしたつもり。でもってそれ単体ではダメで、上手く情報をつなげて活用することが必要だよ(側面も適切に定めなきゃだめだし「気がかり」を抱けなきゃだめだよ)、と。

 

あ、そうそう。
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第4回 盛岡ソフトウェアテスト勉強会 2018年11月17日(岩手県) - こくちーずプロ(告知'sプロ)