Dreamland-夢と想いと小さな工夫

自分の中にある想いだったり日々の工夫だったりをすこしずつ書いていこうかなぁって思ってます。

状態というと何を思い浮かべるのか

先週、組み込み系と業務システム系との違いについて考える機会がありました。・・・といっても先週だけでなくここ最近組み込み系で育ってきた人が業務システムの世界の人と話をすると、なんかよくわからないのだけれども気にしているところがズレている、意識の違いを感じるというのを体験する機会があり・・・それは何なんだろう?と思っていたところにTwitterのやりとりでコメントいただいて、自分でも悶々と考えて、あぁなるほどこういうことなんだなぁ、と思ったことを図にしてみました。

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組み込み系の場合、状態というと「予約録画待機中」「録画中」「再生中」のように、処理そのものに着目するのです。トリガーとなるイベントによって処理が変わるイメージ。テストにおいても処理とイベントとタイミングを気にすることが多いです。

一方の業務システム系では、処理そのものにはあまり関心がなく、データに着目しています。そのデータは(業務の中で)いまどんな状態なのか?申請中なのか?利用中なのか?利用停止中なのか?・・・だからテストにおいてもデータのバリエーションを意識する。必要なデータを準備しなきゃという話が出る。

そしてもうひとつ、独立したアプリだったり、組み込みだろうがシステムだろうがUIだけを見てテストをする人は状態としてなにを意識するかというと、やはり画面なんですよね。いまどんな画面が表示されているのか?操作をすることによってどの画面に遷移するのか?・・・画面に着目する場合は、入力や操作というところを意識する。入力の仕方はキーボード入力なのかコピペなのか?操作はマウスなのかタッチパッドなのかキーボードなのか?・・・という感じ。

 

もちろん、組み込み系だってデータを意識する必要はあるし、業務システム系だってアプリだって処理を意識する必要はある。入力値や入力方法なども意識する必要がある。

だけど、どこを重点的に考えるのか?ということには差がでるもんだなぁと思うし、とくに「状態」という言葉に対する考え方には違いがあるよなぁ、と感じたのでした。