探索的テストは、
コンテキストによって様々な解釈があると思うし、
それらがいずれも正しいとも間違っているともいい難いものだと思う。
ただ、ある程度の共通認識は必要なわけで、
それはなんだろう?と考えたくなるのはわかる。
私個人としては、
私自身が思考によりコントロールできる要素と
自分が本来備えているものなので人に説明したところで伝授できない要素がある
と認識している
コントロールできるのは、その製品やソフトウェア全般に共通する情報から探索内容と狙いどころを決めること
コントロールできないのは、直感と、なんだかよくわからない遭遇(なんかもってるっていうやつ)
いつもはこの両方をなんとなく駆使しているなーと感じている。コントロールできる範囲で絞り込んで攻めているのだけど、それとは別個にコントロールできないものが稼働している感じ。
でもって、この両方を持ち合わせている人は世の中にはそんなにいないんだな−という感覚も持っている。最近感じるようになった。
つまり、探索的テストは誰にでもできるといえばできるけど、成果がでるかどうかはやはり差が出てしまうもの、だと思っている。
ドメイン知識を持っているほうが探索的テストをしやすいのは、コントロールできるものをたくさん持ち合わせているから
天然と呼ばれる人のように何のスキルもなく不具合を見つけまくるのは、コントロールできないものを持ち合わせているから
天邪鬼はどっちかなぁ?!コントロールはできないよね(笑) 人と違うことをやりたがる性分だと不具合を見つけやすい。じゃぁ人と違うことを考えればよいのかというとそれだけではなく、直感の要素を含んでいると思う。
(あんまり明示的に戦略を立てることが無いので曖昧にしかいえない^^;)
ともあれ、昨今スピードが求められる時代において
探索的テストを如何に駆使するかがカギとなることは確かで、
探索的テストは少なくとも思考が必要であり、指示通りが前提の作業者としてのテスターでは務まらないことは明確である。
テスト担当者のレベルアップが必要だよ、ということが早く世の中に広まるといいと思う。